💉ラエンネックとメルスモン💉

私事ですが年齢のせい(更年期)なのか生理不順が続き、半年位前よりプラセンタ注射を始めました

当院で使用しているプラセンタの注射メルスモンラエンネックの2種類ですが、どちらにすべきか迷いました

何となくは分かっていてもどう違うのと疑問に思われる方も多いかと思います

ここで2種類のプラセンタについて簡単に説明させていただきます

 

どちらも人の胎盤から抽出され、きちんと検査を通っているものを使用しております👌

本来は(他のものから抽出されたものもプラセンタと呼んでいるものもありますが)、人の胎盤から抽出されたものをプラセンタエキスと呼び、細胞や組織を活性化させるタンパク質(成長因子)アミノ酸・核酸・ビタミン・ミネラルなどが含まれています🌡

 

プラセンタエキス効果としては様々な効果が期待できます(以下以外の効果も沢山ありすぎてすべてご紹介ができませんが…)

主なものとして、

婦人科系更年期障害・生理不順・生理痛・乳汁分泌不全・冷え性など)

内科系慢性疲労・食欲不振・肝機能障害など)

整形外科系肩こり・五十肩・腰痛・ヘルニアなど)

心療内科系自律神経失調症・不眠症・うつ病など)

皮膚科系肌荒れ・シミ・肝斑・乾燥肌・薄毛など) があります

 

ここでメルスモンラエンネックの違いについてですが、プラセンタエキス抽出の過程で大きく違いがでてきます

この抽出の過程で各々の特徴が生じてきます🔬

 

その抽出法ですが、メルスモン加水分解法ラエンネック分子分画法抽出されています

 

加水分解法とはメルスモン)⇒プラセンタの細胞膜を強酸で分解しエキスを抽出する方法

強酸を使用するため有効成分もある程度は破壊低分子化)されてます

抽出過程で低分子化されるので効果がすぐに出やすい

 

分子分画法とはラエンネック)⇒必要成分のみを特殊なフィルターを使って抽出する方法

有効成分を壊さず高分子化+低分子化のもの)に抽出できます

高分子化されたものは主にタンパク質(成長因子)で、血管に吸収される段階で通常はばらばらになってアミノ酸として吸収されるのですが、中にはバラバラにならずにアミノ酸がいくつか連なった状態で吸収されることによりゆっくり全身を巡ります

このバラバラにならなかった分子が血流に乗って皮膚までやってくると線維芽細胞(コラーゲンを作る細胞)の増殖スイッチを刺激してコラーゲンを沢山作ってくれます

 

どちらもプラセンタエキスなので効果は同じものとはなりますが、抽出方法によりラエンネックメルスモンよりも美容効果が高いことがわかります

メルスモン主な効果としては更年期障害や乳汁分泌不全プラセンタ主な効果は慢性肝疾患における肝機能改善・アンチエイジング・疲労回復・肩こりなど、より効果が高い反応が見られます

 

また注射時の痛みについてですが多少の違いがあります💉

メルスモンプラセンタエキス(100mg)添加物(ベンジルアルコール)を含んでいます

PHが中性に近いため注射時の痛みが少ないのと添加物のベンジルアルコールには局所麻酔の作用があるため注射時の軽減されます

 

 

ラエンネックプラセンタエキス(112mg)の中に添加物(ペプシン《ブタ由来》・乳糖《ウシ由来》・PH調整剤)が含まれています

PHの酸性度が高く、高分子化されているものを含むので注射時に若干の痛みを伴います

 

痛みは伴いますが胎盤含有量ラエンネックの方がメルスモンよりも10%程度多く含ませていますのでどちらが良いか迷いますよね

 

また体質的にこれらの添加物にアレルギーを起こす方がいるので痒みや発疹などが出現する場合もあります

また稀に、ラエンネックでは頭痛が起こる方がおりメルスモンでは眠気が強く起こる方がいます

いずれにしてもこのような症状が出た場合には変更が可能です

 

ご自分の症状やどのような効果を期待するかメルスモンラエンネックの注射を選んで見てはいかがでしょうか

少しでも参考になればと思います

また迷われている方、不安に思われている方はいつでもご相談ください💁

 

 

 

 

 
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